硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!
ピーナッツ、炒り豆、枝豆等の豆類、アーモンド等のナッツ類などの硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。
2月3日は節分です。節分の豆まきで用いられることの多い煎り大豆など、硬い豆やナッツ類は、子どもにとっては窒息や誤嚥のリスクがあることをご存知でしょうか。
奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもは、硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類などを、のどや気管に詰まらせて窒息したり、小さなかけらが気管に入り込んで肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあります。また、物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、不意に吸い込んでしまい、窒息・誤嚥(ごえん)(食べ物又は異物が気管に入ること)するリスクがあります。
【気を付けるポイント】
- 硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。
- 節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。
- 兄姉がいる家庭では、兄姉が豆やナッツ類を食べている際、5歳以下の子どもが欲しがっても与えないようにしましょう。
- 食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。泣いている時に食べ物を与えるのもやめましょう。
節分に恵方巻を食べる家庭もあると思いますが、海苔もかみ切りにくい食品の一つです。
また、具材の中には、普段食べなれていないものも入っていることも考えられます。小さな子どもが口に詰め込む状況にならないように、小さく切り分け、飲み物も用意した上で、落ち着いてよくかんで食べられるように工夫しましょう。ご家庭以外の外食、地域や施設のイベント等でも同じように注意してください。
もしも、のどに詰まって窒息してしまった場合は、「背部叩打法」など速やかに応急処置をしてください。
- 【消費者庁資料】
千葉県