令和2~3年にかけての冬期は、豪雪や大寒波の影響などで、除雪機による死亡・重傷事故が直近の10年間で最も多く通知されました(令和2年度の死亡事故件数は7件、重傷事故件数は5件)。
令和3~4年にかけての冬期も、新型コロナウイルス感染症の影響で除雪作業の担い手が不足し、比較的高齢の方や作業に慣れない方が作業をする地域も多くあると見込まれます。
除雪機は、取扱上の注意を守り、安全機能の無効化は絶対にやめましょう。使用に当たっては、周囲の環境に注意し、家族や近隣で声かけをしましょう。
【使用時に気を付けるポイント】
- 走行する際は、転倒したり、挟まれたりしないよう、周囲の壁や障害物に十分注意する。
- デッドマンクラッチ機構などの安全機能を正しく使用する。
- 雪詰まりを取り除く際は、必ずエンジンを切り、エンジンや回転部の停止を確認してから行う。また、直接手で行わず、雪かき棒を使用する。
物置で除雪機を使用中に一酸化炭素中毒で死亡する事故が発生しています。作動中の除雪機の排気には一酸化炭素が多く含まれているため、屋内で作動させることは大変危険です。
- 除雪機は始動/停止も含め屋外で使用してください。
- エンジンを切った状態で手で押して移動できない大型の除雪機等の場合は、窓などの開口部を開放して十分な換気が取れていることを確認してから、①屋内で始動し速やかに屋外に出る、②屋内にしまったら速やかにエンジンを切るなどしてください。
【消費者庁資料】
- 除雪機による死亡・重傷事故を防ごう!-正しく、安全に使用してください-[PDF: 863KB]
- 事故情報データバンクに登録のあった除雪機に関する事故情報(令和元年度以降発生)[PDF:139KB]
- 雪や凍結路面が関係する事故―データと事例[PDF:237KB]
千葉県