新陳代謝が活発な赤ちゃんの身体を清潔に保つために大切な沐浴。ベビーバスを使用する方も多いと思いますが、使用時の転落や溺水などの事故情報が消費者庁に寄せられています。
このほか、事前に湯温を確かめないまま湯に入れたり、赤ちゃんが入ったまま高温の足し湯をしたりして、赤ちゃんがやけどを負った事例なども報告されています。
赤ちゃんにとって安全で快適な沐浴ができるように、次のような点に注意しましょう。
●使用方法や使用上の注意など、取扱説明書を確認し正しくセットしましょう。
●浴槽の蓋の上で使用するのはやめましょう。
蓋がずれたりたわんだりして、転落するおそれがあります。浴槽の蓋以外でも、不安定な場所での使用は避けてください。
●沐浴の際は、手の届く範囲で、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
少ない湯量でも溺れるおそれがあるほか、ベビーバスから、あるいはベビーバスごと転落するおそれもあります。その場を離れなくて済むよう、タオルや着替え等必要なものは事前に準備しておきましょう。
●湯の温度を計りましょう。
大人の入浴温度より少しぬるめの38°C~40°C(※)が目安です。手の感覚だけではなく、湯温計を使って計りましょう。
※:二宮啓子・今野美紀編集「小児看護学I 小児看護学概論・小児看護技術 (改訂第4版) 子どもと家族を理解し力を引き出す」p.444(南江堂、2022年)
消費者庁資料では、使用時の転落や溺水などの事故情報も掲載されています。
消費者庁資料:Vol.646 ベビーバス使用時の事故にご注意を!
千葉県