油断大敵! 暖房器具によるやけどにご注意ください

11月も半ばを過ぎ、朝晩の冷え込みを感じる日も増えてきました。冬本番を前に、そろそろ暖房器具の出番とお考えの方も多いのではないでしょうか。

わたしたちの暮らしに暖をもたらしてくれる暖房器具。寒い時期にはありがたい存在ですが、暖房器具による小さな子どものやけどにご注意ください。

子どもは大人よりも皮膚が薄く、やけどのダメージが皮膚の奥深くまで影響するおそれがあります。さほど高温ではなくても、長時間接することで低温やけどになることもありますので注意が必要です。

小さな子どもは様々なものに興味を示し、危険かどうか分からないまま近づいたり触れたりすることがあるため、暖房器具を使用する際は、以下のポイントも参考に、設置の仕方や使い方を今一度確認しましょう。

 

●床置きタイプの暖房器具は、小さな子どもの手が届かない場所に設置するか、安全柵などで囲みましょう。

 

●上にやかんを置くことができるタイプのストーブでも、小さな子どもがいる場所で使う場合には、やかんを置くことを控えましょう。

 

●ストーブやヒーターに直接触れなくても、熱気や熱風によりやけどをする場合があります。器具からは十分に距離をとり、長時間当たり続けないようにしましょう

 

 

万が一、やけどをしてしまったら…
すぐに10分以上冷やしましょう。刺激を避けるため、蛇口やシャワーの水を患部に直接当てないようにしてください。服の上から熱湯などがかかった場合は、脱がさずに服の上から冷やしてください。市販の冷却シートは、やけどの手当てには使えません(※)。

※  こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブックについて」>もしもの時の「応急手当方法」

 

消費者庁資料では、医療機関から消費者庁に寄せられた暖房器具による小さな子どものやけどの事故情報も紹介しています。

消費者庁資料:Vol.641 油断大敵!暖房器具によるやけどにご注意ください

千葉県