お祭りにまつわる事故―食べ歩き中や持ち帰ったおもちゃ等でのけがも!

お祭りや花火大会などのイベントでは、屋台等に様々な食べ物や色鮮やかなおもちゃ等が並びます。にぎやかで楽しい雰囲気もあって、普段なら買わないものを、ついつい手に取ることもあるのではないでしょうか。

 

(1) おもちゃ等―持ち帰って遊ぶ場合は要チェック!

屋台等に並ぶものは、小さな子ども向けのおもちゃとは限りません。

また、対象年齢や注意表示、製造事業者などの確認が難しいものもあります。安全性や取扱い上の注意が分からない場合には、おもちゃとして与えないようにするとともに、子どもの手が届かないところで管理するようにしましょう。不要であれば廃棄することも検討してください。

 

(2) 食べ物―落ち着いて食べられるよう工夫を

お祭り等では手軽に食べられるように、串などに刺した食品が提供されることがよくあります。口に入れたまま動き回り、転んだりぶつかったりして、串などが喉に刺さる事故も起きています。また、特に小さな子どもは、食べる機能が発達途上であるため、動いたり驚いた拍子に、十分に咀嚼(そしゃく)できていない食品を誤って吸い込み、窒息・誤嚥するおそれもあります。座って食べられる場所に移動し、子どもが落ち着いて食べられるように工夫しましょう。

 

また、屋台等では目の前で食べ物が調理・提供されるため、鉄板等の高温の調理器具に子どもの手が届く状況も考えられます。小さな子どもの手を引いて一歩下がるなど距離を取りましょう。

これからお祭り等に行く予定のある方は、ぜひ安全の視点も忘れずにお楽しみください。

 

消費者庁資料:Vol.634 お祭りにまつわる事故―食べ歩き中や持ち帰ったおもちゃ等でのけがも!

 

 

 

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