金属製の物をコンセントやプラグのすき間に差し込んだり、電気製品の通電部を舐めたりすると、電流が体内に流れて体の中の組織を損傷したり、火花によるやけどを負うことがあります。特に電流が体内を流れると、心臓の動きに影響を及ぼし致命傷となる可能性もあります。このように電流が体に流れることで起こる損傷は「電撃傷」と呼ばれています。
また、金属以外にも、肌が濡れていると、体に電気が通りやすくなるため、濡れた手や口でコンセントやプラグに触れることは危険です。電気製品の通電部を直接舐めて電撃傷を負う事故も報告されています。
事故を防ぐために以下の点に注意しましょう。
- ヘアピンや鍵、クリップ、チェーンなどの金属製の物は子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
- コンセントには、子どもが容易に取り外せないタイプのコンセントカバーの設置を検討しましょう。コンセントキャップを使用する場合は、誤飲防止のため外れにくく、子どもの興味を引かない形状や色のものを選ぶとよいでしょう。
- 使用しない電気製品のプラグはコンセントから外し、コードも含めて片付けましょう。
- コードやプラグの破損や劣化によって金属部がむき出しになっている電気製品は使わないようにしましょう。
消費者庁資料:コンセントやプラグでの感電に注意!
千葉県